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ベアリングを選ぶ際のポイント

ベアリングを選ぶ際は下記がポイントになります。
- ABEC
- グリスorオイル
- ボールの数
それでは1つずつ解説していきます(↓はベアリング内部各パーツの名称です。)

ABECについて
ABEC(エイベック)とは工業規格でベアリングの精密度を数字にしたものです。
3.5.7と値が大きくなるほど隙間なく精巧に作られていると言う事を覚えておきましょう。
ABECの数字の値が大きい、精巧に作られたベアリングほど摩擦も少なくスムーズに回転します。
ですがここに落とし穴があります。
長時間回転し続けるとベアリングは熱を持ちます。
熱を持った金属は膨張するので、ABECの値の大きいベアリングは隙間なく作られているのでベアリング内で摩擦が起き、壊れやすくなってしまいます。
逆にABECの値の小さいベアリングは金属膨張に耐えられる隙間があるので丈夫で長持ちです。
ABECの値が大きく、そして丈夫なベアリングはやはりそれなりに値が張るんですね。
懐状況と相談して自分に合ったABECのものを選びましょう。
グリスorオイル
ベアリングを大きく二つに分けると"オイルベアリング"と"グリスベアリング"に分かれます。
グリスベアリングとは?
ベアリング内に潤滑用のグリスが入っているベアリングです。
手入れの必要はなく、壊れるまで回転力が持続します。
ほとんどの場合ベアリングの両サイドにカバーが付いているベアリングがグリスベアリングです。
オイルベアリングとは?
ベアリングのサイドカバーが片面にしかなく、 開いて内部が見える側に専用オイルを定期的に注すメンテナンスが必要なベアリングです。
グリスベアリングよりも抵抗なく潤滑するオイルを使うので、伸びのある回転が特徴。
メーカーによってはカバーが両面にあるオイルベアリングもある (その場合は両面共にオイルを内部にしみこませるための隙間があります)ので、きちんと確認して購入しましょう。
※グリスベアリングにオイルを注してしまうとベアリング内部でグリスが分離したり固まったりして性能が著しく落ちてしまいますので 自分が使っているベアリングが"オイル"か"グリス"か知っておきましょう。
ボールの数
ベアリングは内部金属のボールが摩擦を最低限に減らし、スムーズな回転を得ています。
ボールの数はほとんどの場合7個ですが、メーカーによっては6個のものもあります。
6個の場合摩擦がボール1つ分少なくなるので、その分さらにスムーズな回転を得られますが衝撃に弱いという欠点もあります。
高いステア(階段)からオーリーダウンなどにはあまり向いていないかも知れませんが、フラット(平らな場所)では最速です。
自分のスケートスタイルにあわせて選びましょう。
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各ブランドの特徴
BONES(ボーンズ)

最高品質を誇るベアリングブランド。
ほとんどのベアリングブランドが工業製品の流用な中、 BONESはスケートボード専用にベアリング開発・製造を行いスケートボードに最も適したベアリング作りをしてくれています。
工業製品ではないのでABEC表記は在りません。
スイス工場で作られたボーンズスイスは品質・性能も最高レベルですが、値段も高額です。
※全製品オイルベアリング
アイテムを見るNINJA(ニンジャ)

アメリカの会社ですが、日本の工場で作られている高品質ベアリング。
伸びのある回転はストリートスケーターに絶大な支持を得ています。
※ABEC3.5.7と三種類で、グリス・オイル両方の仕様があります
アイテムを見るFIZZ(フィズ)

近年人気を伸ばしている国内ブランド。
F1にも採用されている最高品質ベアリングで、初速の速さは国内トッププロにも好評!
※ABEC5はグリスベアリング、ABEC7はオイルベアリング
アイテムを見るDIAMOND(ダイアモンド)

名前の通り、硬くて丈夫なベアリング作りをモットーとしているブランド。
ABEC7も壊れにくいと評価が高く、
特に近年発売された"ハードボール"シリーズが大好評です。
※すべてオイルベアリング
アイテムを見る現在、ほとんどのメーカーがオイルベアリングを採用していますが、 ほとんどの場合、商品情報に記載されている事が少ないので、気になる場合は 直接ショップに問い合わせてみましょう。
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